原作はフランス雑誌に連載された成人向けコミックだそうで、設定から展開から「そんなのあり?」というくらいチープでエロティック。これが大変に面白い。ストーリーはお決まり満載、実に狙いまくった超B級SF映画。数々のショットはもう本当に、ロジェ・バディムが奥さん(ジェーン・フォンダ)かわいさのあまり趣味まるだしで撮ったとしか思えない。
全体的なチープさに目を奪われてしまうところもあるけれど、セットはかなり手間ひまをかけてて面白い。時代性(60年代)の雰囲気は今見ると妙にSFチックな感じがする(笑)。ジェーンの次から次へと替わる衣装もえっちでおしゃれでかわいい!
発想の明るさにどっぷりとつかり、莫迦ばかしさに大笑いしたくなったらおすすめの一本です。
ところで、途中でバーバレラを助ける(えっちもする)天使パイガー(ジョン・フィリップ・ロー)は森脇真末味さんの描く男性キャラと同じ顔をしてるように見えるな。