先週、北欧の至宝マッツ・ミケルセンさんが来日いたしましてTLお祭り騒ぎでございました。
【ムービープラス】まるっと32分『ドクター・ストレンジ』マッツ・ミケルセン来日舞台挨拶
日本だとハンニバルで火が点いたかんじですかね、わたしもハンニバルで初めて知った俳優さんです。ハンニバル自体はどういうわけかシーズン3でファイナルとなってまして、人気ありそうだったのになんで?というとこでこんな記事がございます。
【今日のニュースふり返り】『ハンニバル』打ち切りの理由は不正ダウンロード?https://t.co/dgcX6vPGG4 … #海外ドラマ #ハンニバル #マッツミケルセン #ヒューダンシー
— 海外ドラマNAVI (@dramanavi) March 22, 2016
これがほんとなら悲しい話ですね。不正視聴が好調すぎて視聴率取れなくなったから人気だけど終了、続きは見れなくなりましたとさ。アニメ界隈でも聞く話。覚えがあるやつは反省しろ。
ところでハンニバルの吹替えが井上和彦さんで、そのままマッツ担当になったっぽく、ストレンジでも続投です。
井上さんは幅の広い演技も声質も出せる人、さらに役解釈がすばらしい職人なのでどんだけ担当もってもいいや大歓迎って感じなんですが、幅が狭い人とか役の解釈が足りない人が担当とかいって固定されちゃうともにょる。
牛山さんとか牛山さんとか牛山さんですね。パーソン・オブ・インタレストが放送中のときにさんざんいってたんですが…。
牛山茂さんはLaw & Orderのマッコイ役(サム・ウォーターストン)がお馴染み、海外ドラマの吹替えをよくされてます。
LOSTシーズン2から出演のマイケル・エマーソン、ベンジャミン・ライナス役で牛山さんが吹替えをされまして、LOSTが大人気番組になったのと、ライナスが重要な役だった点もあって、そのままエマーソンの担当になっちまいました。
ライナスもマッコイも文句なしなんですけども、パーソン・オブ・インタレストのエマーソン(ハロルド・フィンチ役)はいかん。ぜったいにいかん。どういかんのかというと、LOSTでの役回りと異なってハロルドは「繊細さ」が役どころの重要なポイントだったりするわけですよ。牛山さん残念ながらその理解が足りないか、繊細さのある演技ができないかなんですね。吹替えで役の印象も変わるんで、ああこりゃいかんな、というわけです。パーソン・オブ・インタレストは字幕版でご視聴がおすすめです。ハロルドの印象がかなり異なります。
あと平田さんのジョニー・デップとかも不満ですね、きっかけのパイレーツ・オブ・カリビアンはぜんぜんいいんですけども。そのあと全部平田さんはないだろって思いますね、デップの演技幅に対してはちょっと役不足なんですよ、残念ながら。
というわけで、最初にあててその作品がヒットするかしないかで担当声優も決まってきちゃうんで、こういう流れ困るなーと思うんですよ。そんなの「たまたま担当です」ってなもんじゃないですか。俳優さんにも作品にも巨大な失礼じゃん。