スカーレットネクサスキャラクター解説(カサネ隊)
スカーレットネクサスキャラクター解説(カサネ隊)

スカーレットネクサスキャラクター解説(カサネ隊)

この記事はゲーム内のキャラクターについてネタバレがあります。
微妙にストーリーバレも含むのでご注意ください。
使用画像はすべてプレイ中PSで撮影したシェア用キャプチャです。

前回に引き続き、今回はカサネ隊メンバー(カサネ編パーティ)について書いていきます。

再度説明しておきますが、怪異討伐軍の兵たちは入隊から矮化剤(老化抑止の薬)を投与されているので、見た目年齢と実年齢が異なる場合があります。ユイト・カサネと同期のメンバー(ハナビ・ナオミ・ナギ)は一律16歳で、矮化剤も投与されはじめたばかりなので実年齢通りの見た目ということになっています。

カサネ:主人公はこちらです

脳力は念力(重力操作)。スカウト入隊で訓練学校首席卒業のエリート。少尉。
レンジが上下左右に広く攻撃手法が多彩。攻撃力が高いので問題はないが、完全な使いこなしには時間がかかる。

情緒が大変こわれているお嬢さんです。論理性が先に立って、周囲の人間に配慮も遠慮もなく「あたりまえの事実」を放ちまくります。公式のプロフィールにも書いてあるのですが、唯一義理の姉であるナオミとはまともなコミュニケーションをとっています(過剰に過保護なところはあまりまともじゃないかもしれない…)。向ける感情が対ナオミにしか存在していないって感じですかね。

ナオミと離れてからの独語から察するに、人間関係のバランスはナオミがとっていたようです。ナオミがいないことで周囲との協調を自分でどうにかやらなきゃいけない、ということにはすぐ気がつくあたり、自分自身にふつうのコミュニケーションがとれていないことは多少なり自覚はしていたようです。

最初はただナオミを助けるために仕方なく、というのがあったかもしれませんが、協力し合う仲間とは良い関係を築いたほうがものごとがうまくいくという合理性思考のもと、カサネ自身から積極的に周囲に溶け込もうと努力し、最終的にはナオミに対するように周囲の仲間たちを思いやる良いチームリーダーに育ちました。

ユイト編の絆エピソードは、単純に仲間たちとじゃれ合う様が続くようなものだったのですが、カサネ編のそれは、カサネが仲間の本音に触れながらだんだんとその心を育てていく物語になっています。したがってこのゲームの真の主人公は、ユイトではなくカサネだなとわたしは思ってます。以前の投稿にも書きましたが、ストーリーの主要ラインも、カサネ編のほうで明かされる事項やできごとのほうが本筋になっている点からもそう感じました。

シデン:いい歳した厨ニツンデレ

脳力は放電。セト(同じ放電脳力の七剣星)大好きマン。
ハナビ同様攻撃力が非常に高くSAS維持もしやすい。全編通して非常に頼れる戦力。

最初の印象がめちゃくちゃわるいです。高慢で差別発言なども繰り返してたのでふつーに引っ込めとか思ってました(笑)。
だんだんと仲間内にツンデレし始めるようになって、実は努力家でとか真面目な勉強家でとかでてくるんですが、ただまぁ30代でこの性格かよって思うと、再びドン引きはしちゃいますね…。
正直にいってネタ枠のキャラなのでw絆エピソードでデレが進行する過程を見るのが大変楽しかったです。

キョウカ:夢見がちな機械人形

脳力は複製。軍歴が長くファンも多いらしいが謎の二面性をもっている。
念力オブジェクト、近接攻撃を複製してくれるのでそのまま2倍3倍の攻撃力が出せる。念力+複製の二重SASが最強。

アンドロイドが人間の真似ごとを頑張ってやっているような印象の人です。生い立ちがふつうじゃないだけで、人間ではあるのですが…。チームの若い子たちに対して母親のように振る舞う一方で料理が下手で謎の物体を作ったり、占いやお守りなんかにハマってる様子はなんだか「人間てこういう論理の及ばないことしたがるわよね」っていいながら真似するポンコツAIのふるまいっぽいなとか思うんですよ。

あと、戦闘中にふだんの話し方や物腰とは180度異なる、感情のないコンピューターっぽい台詞をたびたび発言したりするので、過去暴露エピソードがでてくるまではまじでアンドロイド疑いをもっておりました。

アラシ:エンジニア系オタク

脳力は超高速。軍歴が長く、世間では広報担当で怪異討伐軍のアイドル的存在。
弱点への回り込み、L2特殊念力の「溜め」に便利。一度に多数の攻撃を加えられるなど強敵時に重宝する。

見た目こんなですが、フブキ・スプリングのお姉さんなので年齢はそれなりです。めんどくさがりを自称して行動もそんな様子を見せてますが、実は頭も切れるしとても頼りになるお姉さんで先輩というポジション。ストーリーをリードする部分もあるのですが、控えめにある位置がちょうどよくてキャラクター存在としても、ストーリー存在としても目立たないけれど重要な人物だと思っています。

カゲロウ:闇深い軽薄アダルト

脳力は透明化。成人を過ぎてからスカウト入隊した「アダルト組」。
敵の視界にはいらないため常にクリティカルヒットが出せるが、SASが切れやすいという難点がある。

軽薄を絵に描いたようなキャラクター。その実、行動は最初から不審な点が多く、実態もかなり闇深い。カゲロウは偽名なのですが、自分自身でつけているとすればずいぶんな皮肉。でも、そういうキャラだなっていう感じです。

以上です。
その他のキャラについてもなんか書きたいな〜。まぁそれはまた次の機会に。そうそう、ネーミングにヒムカ(日向)とかアラハバキ(荒脛巾)とか日本の神話を使ってるところも個人的にポイント高し、っていうのもいいたかったんだよね。世界観とかについてももっとそのうち書きたいな〜。