スカーレットネクサスキャラクター解説(ユイト隊)

スカーレットネクサスキャラクター解説(ユイト隊)

この記事はゲーム内のキャラクターについてネタバレがあります。
微妙にストーリーバレも含むのでご注意ください。
使用画像はすべてプレイ中PSで撮影したシェア用キャプチャです。

はい、登場人物多いです!なんといっても控えを含んだパーティメンバーは最終的に10人になりますからね!!脇役に関しては少々てきとーすぎない?と思わせるものもあるのですが、パーティメンバーはそれなりに判別しやすくステレオタイプに仕上がっています。褒め言葉です。そんなわけで、今回からキャラクターたちを主観で紹介していきたいと思います。

と、そのまえに、登場人物たちの大事な基本設定を先にお伝えしておきます。

怪異討伐軍の兵たちは入隊から矮化剤(老化抑止の薬)を投与されているので、見た目年齢と実年齢が異なる場合があります。ユイト・カサネと同期のメンバー(ハナビ・ナオミ・ナギ)は一律16歳で、矮化剤も投与されはじめたばかりなので実年齢通りの見た目ということになっています。

ユイト:無私のヒーロー

脳力は念力(重力操作)。訓練生からのち上等兵として入隊。
主観ですがカサネより攻撃力が高く敵を狙いやすい。もしかすると攻撃レンジもカサネより広いかも。

ユイトたちの生きている国、ニューヒムカを2千年前に建国したといわれている人を先祖にもち、父は国家元首。国の在り方によっては皇子さまかなぁって感じのお育ちなのですが、独立心は高いうえに生活能力も非常に高く、料理から裁縫から一通り自分のことは自分でなんでもできるようです。おまけに育ちの良さを思わせる人の好さを兼ね備えていて、かつ天然なところもあってものすごい人たらしなので、仲間との連携が戦力の要になるこのゲームの主人公向きではあるように思います。

自分より周囲の人間を思いやる心があって、自分は二の次ぎ、怪異討伐軍への志願理由も、昔自分を助けてくれた「あの人」のように誰かを助けるものになりたい、という典型的な無私のヒーローです。

それなりにいくつか個人的事情などがハードルとしてでてはくるのですが、たいして悩みとして抱えずにあっさりと自分で納得なりしてしまうし、なんていうんですか、これが少年漫画なら編集からリテイクくるくらい成長しない(もう成長しきってる)ので、場合によってはつまんない主人公といえるのかも。あまり人間味がないと、プレイヤーとしては感情移入できなくてちょっと…ていうのが、人によってはあるかもしれません。

そういえばどこかで見かけた感想で、親を殺されたときの感情がなさすぎるっていうのがありました。うーん、確かに、家族を殺したやつと直後に絆エピソードされたりはちょっと引くんですけど、家族関係が希薄だったりすると、世間が思うほどに「家族の仇!」と目を血走らせることなんてないんですよ。家族に対して強い愛情と尊敬があってはじめて加害者への強い憎しみも生まれるものなんだと思います。

それを考えると、父子の関係がどんな感じだったのかうっすらと想像できますし、兄とのぎくしゃくした雰囲気もなんとなく理解ができて、そういう意味ではかわいそうな育ち方をしたのかもしれません。子供でいることを許されずに早くおとなになってしまったんだな、なんて思うと、ユイトの完璧さもいろいろ納得をしてしまうのです。

ハナビ:影が薄い幼馴染

脳力は発火。スカウト入隊でユイトと同期。
攻撃力が非常に高くSAS維持もしやすいので、ユイト編前半の頼れるメンバー。

ユイトの幼馴染でいかにも幼馴染設定を体現しているお嬢さんです。もちろんユイトにほの字なんですが、肝心の彼が鈍いのでっていうあれですね。まぁいずれ結婚するかもしれないなっていう雰囲気には仕上がっています。

自分の親族が黒幕で関わってたりするんですが、この子もわりとそんな身内に対して他人事くらい一歩引いたところがありました。まぁなんかそこは、その設定必要だったか?と少々感じさせる部分もありつつ、あまりにキャラとしての影が薄いのでそんな設定でもつけざるを得なかったのかもしれません。

ゲンマ:退役を控えた悩めるおじさん

脳力は硬質化。SAS接続で物理攻撃と状態異常を跳ね返すことが可能。
特殊念力時「溜め」の途中などで、敵の攻撃でキャンセルされないので重宝する。

完全に主観なんですが、うじおが基本的に嫌いなので終始うざかった印象です(笑)。
おまえそれで歴戦の兵士かよっていうくらい頼りにならんし、メンタル面がよわよわすぎてユイトやカサネら少年兵にフォローされることも多々。ゲンマも矮化剤受けてるはずなので、見た目より歳はいってるのかなと思うのですが、なんていうか老兵としてとかいちばんの先輩としてとか、もうちょっと「おおっ」と見直せるシーンがあってもよかったんじゃないですかね…。

ツグミ:脳力による対人恐怖症

脳力は透視。姿を消す敵を見つけ出したり、急所を見つけやすくする。
SAS維持も長めで使い勝手はかなりよい。

透視脳力ゆえに他人から忌避されるできごとがあって、他人に対して距離を置くようになったとか。基本的には素直で優しい人間で、仲間を思いやる気持ちなどもあるのですが、いかんせん対人恐怖症的側面からこの子もかなりのうじおです。ゲンマと違って脳力ゆえの理由に説得力があるのでまだいいのですが、喋り方がおっとりしすぎて倍速したいなとか、軍歴から計算するとおまえ20代後半やんけとか思うと多少もにょるところがあったりします。

ルカ:ショタマッチョ

脳力は瞬間移動。怪伐軍七剣星(いわゆる四天王みたいなやつ)のひとりで階級は中佐。
ともすると通り抜けが必要なマップだけの活躍にしがちだけど、使い慣れればヒット&アウェイでノーダメ攻撃が可能。

矮化剤の投与は16歳からじゃないの…ていう見た目なんですが…。軍歴22年なので38歳ですかね。ギャップ萌え要員て感じなので、趣味が筋トレだったりもしています。
いつもクールで頼れる先輩だったりするんですが、体型やその他のフィジカルな部分でコンプレックスがあって彼なりに深い悩みを抱えているのですが、そういった人間くさい面が絆エピソードで徐々に掘り起こされていきます。
にしても、筋トレ趣味のキャラクターってどうしてこう、どこか変態ぽくなっちゃうんですかね…。

以上、というわけで今回はユイト隊メンバー(ユイト編パーティ)の5人でした。次回はカサネ隊メンバーについて書きたいと思います。