喪黒福造の「どーん!」が再認識されるとき(Mastodon)

喪黒福造の「どーん!」が再認識されるとき(Mastodon)

すいません、タイトルどうすればいいかよくわかんなくて。

さて、Mastodon。Twitterどうしたら使いやすくなるかなっていう記事を書こうと投稿画面開いてネットふらふらしてたところでこんな記事が出ました。

※今修正されてますが、掲載当日読み仮名は「マストンド」とまちがって記載されてました。

上記が国内最初の紹介記事ではあると思いますが、ひとまずここでは読まなくていいです。タイトルの読み仮名間違えてたくらいなんで慌てて書いた感があります。
Twitterとかで拡散されてくる(正しいか正しくないか判らない)情報だったり、断片だけでようわからんと混乱している方は、以下リンクの記事でまず正しく理解するのがいいかと。Twitterとの機能比較もあるし、そもそも設計理念がどう違うのかとか、不安要素に対しての回答とか判りやすく解説されています。技術系の用語もでてきますが、それを読み飛ばしても理解はできるかと思います。

gnusocial や mastodon の哲学

さてそのうえで、Mastodonの外の世界がなんだか混沌としてたので(中も混沌としとるが)、自分の周辺では誤解したままでいて欲しくないなという気持ち発端で所感を。

以上がわたくしのいちばん最初の感想なんですが、正直に申し上げましてこの時点ではこれほど早い展開するとは思わず。日本人てやっぱり気が違ってるんだなと(笑)。予想手順でコトは起きてるんですが、向こう数ヶ月かけて起きるだろうなとぼんやり予想したのがわずか3日で過ぎ去ってしまったので本当にびっくりしたし、もしかしてTwitter不満が起爆剤だったりするのかなと考えてみたり、先週は実に面白かったです。ほんとめったに体験できない数日でした(時間たくさん使えるフリーランスでよかった、てことも実感)。

このスピード感なんですが、まだ一般(ここではIT技術・WEBサービスの提供側に携わっていない人たち、IT界隈の知見に乏しい人たちなど)のユーザーがこぞって入ってくるにはちょっとどころですまない感じで早すぎて、猫的に説明をすると母猫が子猫を連れてテリトリーの外へ踏み出すとき、「ちょっとまずお母さんが少しずつ調べながら開拓してみるから、いいよっていうまでおまえたちはそこで待っておいで」と母猫がいったそばから子猫たちがいっせいにテリトリー外に飛び出して好きに暴れ始めたっていうか、そんなイメージ。いやまてまて、ケガするからだめっていったでしょ!っていう。
ついでに、そこで父猫が「テリトリーの外は面白そうなじゃないかぁ!冒険はしてみるもんだぞー!!!子猫たちついておいでー!」っと叫んで、足元も見ずに飛び出していったってのがpixiv。父子でケガしながらごろごろ転がっていくのを呆然と見ている母猫(アーリーアダプター)の構図…。

おかげで理解そのものも早まった部分があったとは思いますが、莫迦みたいなドヤ記事とかが拡散される状況にもなってしまって、「ああもうだめだこりゃ。しばらくほっとこ」ってぶん投げたのが昨日今日のわたしの心象(笑)。テンション上げて押し寄せてきた勢が去るのを待って、その時点で飽きてなければ、Mastodonを年単位で見守っていこうかなと思っている次第です。だって、アカウント削除すらどう実装できるか考えあぐねている状態のプロジェクトなんですよ。まだスタートアップなわけで。確かに素人が迂闊に手を出していい時期ではないんです、ふつうの筋であれば…。

今や「WEBサイトの25%以上がWordPressで作られている」といわれているこのWordPressという巨大CMSもですね、10年以上かけてみんなで寄ってたかって成長させたオープンソースプロジェクトなわけです。その初期がどのくらい稚拙だったかは想像に難くないでしょう。
システムが稚拙でだめと切り捨ててる人たちはオープンソースのサービスが育っていくということがどういうことか知らずにいってることなので真に受けないように。これは、そういう世界のお話です。

Mastodonを冷静に見てる周辺はおおむね下記記事が代弁されてるように思ったので、ぜひご参考までに。
マストドンに関する現時点での解釈と感想
マストドンについて所感

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