寒いですね。
なんかもう今思ってることそのまんま書きました。
今日は掲題の件をWordPress使ってねーよって人にもなんとなく判るように書いてみます。あくまでなんとなく。
長くなりそうなので見出しつけます。
WordPressここ最近のリリース状況
新エディターが正式搭載された5.0から、今までになくかなりな短期間でマイナーバージョンアップが公開されてます。今日も5.0.3がリリースされたところです。以下5.0〜5.0.3までのリリース(ツイート)日付に注目…。
むう、マイナーは自動アップデートとはいえ忙しない(管理してる全サイトから通知がとんでくるのよ…)。
リリースノートを見てみますと、とくに0.2と0.3はほぼ新エディターに関する不具合修正や機能改善なんですよ。公開しといてからどんだけがつがつ直してんだって。ちょっとは落ち着けって思うよね(笑)。
新エディターについて
WordPressの新エディター「ブロックエディター」は、WordPressバージョン5.0から新しく導入された、旧来のものとまったく異なるタイプのエディターになります。記事作成画面の使い方がものすごく変わりました。これは、WordPressを使ってる人からすると、急に操作画面が変わることになるのでけっこうな負担あるアップデートです。
ちなみに新エディターは「Gutenberg」と今までずっと呼称されてました。今後は「ブロックエディター」という表記で決定のようです。
古いエディターは「旧エディター」から「クラシックエディター」という表記に。
下記は、プラグインを使って古いのも新しいのも両方使える状態にしているケースでの表記変更箇所。
正式搭載されるまで
一応、エディターが変わることはだいぶ以前からアナウンスされていましたが、まぁまずふつーに使ってるだけの人は公式のニュースリリースなど見ないし、見てもよく判んないし…ふつーにスルーですよね。
判りやすく管理画面内で周知されたのは8/2にリリースされたバージョン4.9.8から。そこから12/7に実施された変更まで、準備期間として短いか長いかっていうのはまた議論が分かれるところでもあるかと思いますが…。
[wp-pic type=”plugin” slug=”gutenberg” layout=”wordpress”]
事前にブロックエディターを利用可能にするため公開されていたプラグインとしての「Gutenberg」。
[wp-pic type=”plugin” slug=”classic-editor” layout=”wordpress”]
5.0にアップデートしても、引き続き古いエディターを使えるようにするためのプラグイン「Clasic Editor」。
さて、問題は周知期間ではなくて、ブロックエディターがまだ開発途上にみえるところだと思うんですよね。
事前テスト用のプラグインの評価は★1つが多くを占めていて惨憺たるものでした。
WordPress本体に正式搭載されてからも、前述通りごく短期間でもりもりバグ修正をのせてきています。そんなにバグだらけで強制的にユーザーに使わせるのはどうなのっていう。ユーザー的にはそうでしょう。
逆に、強制的に多数のユーザーに使わせていかないと、どこにバグがでてきてどういった機能改善を望まれるのかが判らないよねーっていう開発サイドの気持ちはちょっと判ったりします。
「客にテストさせてんじゃねーよ」って、よく聞く言葉かと思いますが、WordPeressは販売製品じゃないんでこのへんちょっと考えが異なってるかと。バグを見つけるのもコントリビュート(貢献)…ていう優しい世界。WordPressはみんなの優しさでできている。
何故ブロックエディターは急がれたのか
さて、そんなブロックエディターの不完全さを思うと、当然でてくる疑問。
答えは簡単で、今までのクラシックエディターはその名の通り「もう、古い!」…だったから。今、新しめのレンタルブログやサイト作成サービス、その他の画面編集するようなツールもろもろは、ブロックタイプの編集画面が主流になってきています。
WordPressのちょっと判りにくい側面のお話になるんですが、WordPress.comというサイト作成サービスがありまして、こちらはAutomatic社という企業がサービス製品として提供しているものになります。ここでの詳細は避けますが、WordPressの開発はこの企業と密接なため、WordPress.comが競合(有名どころではWiXなど)に競り勝つためにエディターを一刻も早く新しくしたかったんだな…と思ってます(個人の感想です)。優しい世界に隠された腹黒い世界(個人の感想です)。
どのように変わったか
文字よりは多少判りやすくなると思ったんで画面貼っときます。
記事タイトル記入欄の下に、Wordと同じようなテキスト編集ツールがついた本文記入欄がある。記事はWordに書くのと同じ感覚でここにがつがつ書いていくことができる。シンプルな分、馴染みやすかった。
記事タイトルも合わせてひとつの編集画面にまとめられているように…見えるけど、実際には見出し・段落・画像…などなど、記事を構成する各パーツを「ブロック」単位にして、配置していくような作り方になってます。各ブロックはマウスオーバーすると判るようになっている。
で、その各ブロックのタイプによってそれぞれ異なる機能(当然ながら)があるので、Wordとおんなじ〜って記事の更新してきた方々からすると、
- どういうブロックタイプがあるのか覚えなきゃ…
- ブロックタイプ別の機能(使い方)を覚えなきゃ…
- 今まで使ってた機能はどこにあるのか探さなきゃ…
みたいな戸惑いがございます。なので、現在時点けっこう大変になってる人が多いかもしれません。
とかいいつつ実際にはクラシックエディタープラグインを導入して、ブロックエディターなにそれおいしいの状態のまま放置されてるのがほとんどじゃないかな!
ブロックタイプのエディターというのは、WordPressも含めて各ツールそれぞれ使用感がわりかし異なるけど、要はスマホやタブレットでページ編集をしやすいように、ドラッグ&ドロップやボタンのタップなどタッチパネル操作を中心に考える、というところを目指しているかと思います。時代はモバイルファーストじゃん。
5.0以前のブロックタイプ
「ブロックエディター(Gutenberg)」がでてくるずっと以前から、プラグインとしてブロックタイプのエディターを実装することが、実はすでにできていたんですね。しかも現在の「ブロックエディター」より高機能。有名どころとしては「Beaver Builder」でしょうか。
[wp-pic type=”plugin” slug=”beaver-builder-lite-version” layout=”wordpress”]
自分は導入したことないんで判らないですけど、機能をマスターすれば、サイト制作業者的にも構築しやすくてすんごく( ・∀・)イイ!!らしいです。
WordPressはこういったプラグインの利用者数というのもちゃんと意識してるそうですよ。みんなが求めるような機能はプラグインではなく本体から提供されるのが、もちろんベストなので。
本稿は以上なんですが、この記事じつは「ブロックエディター」で書いたんですわ。
使いにくい!(笑)
あと、プレビューにすんげ~時間かかるのイラつく。やっぱりクラシックのほうがいいな…ぼそ…。
使ってるプラグインやデザインテーマがもっと「ブロックエディター」に対応してくれば、制作業者的にお客さんに利用を勧められる段階になるかなぁ。「クラシックエディター」もまだしばらく使えるけれども、いずれ無くなることが前提なので…。うーんめんどくさいわー。高齢者は変化がしんどいんだよ判ってー。